米FRB政策金利引き上げ
米連邦準備制度理事会(FRB)は2日、政策金利を0・75%引き上げると決めた。利上げ幅は従来の3倍の大きさで、6月会合以来、4会合連続。急ピッチの利上げによる景気後退が懸念されているが、引き続き記録的な物価上昇(インフレ)の抑制を優先した。
金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)で決めた。利上げは6会合連続で、政策金利の誘導目標は3・75~4%と、2008年1月以来の高水準となった。
9月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比8・2%上昇。原油高が一服し3カ月連続で伸びは鈍ったが、食品価格や家賃の高騰で記録的高水準が続いている。
一方、人手不足を背景に雇用は堅調で賃金も上昇しているが、FRBは景気を悪化させてでもインフレ抑制を進める構えで、大幅利上げの継続を決めた。【ワシントン大久保渉】
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