円急落、一時125円台
円急落、一時125円台 6年7カ月ぶり安値 日銀オペで加速
28日の外国為替市場で円相場が急落し、海外市場で一時6年7カ月ぶりに1ドル=125円台を付けた。
日銀が国債を無制限に一定期間買い続ける「連続指し値オペ」の実施を通知し、長期金利の上昇を強くけん制したことが背景。インフレが進行する米国の利上げ姿勢が鮮明になる中、日米の金利差拡大から円売り・ドル買いの動きが加速している。
東京市場では124円02銭を付けた。午後5時現在は123円92~93銭と前週末比2円22銭の円安・ドル高。
円安は輸出企業の収益を押し上げる半面、原油など原材料の輸入コストをさらに増大させるデメリットがある。日銀の黒田東彦総裁は「全体として経済にプラスに作用している」と説明するが、急速に進む円安への懸念も強まっている。
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