警官１０人を処分
スピード違反ねつ造で警官１０人を処分
スピード違反の測定結果をねつ造したなどとして逮捕された警察官が起訴されたほか、道警はその上司や部下などあわせて１０人に処分や訓戒をしたと発表しました。
道警交通機動隊の警部補＝吉本潤被告（５８）は２０１９年８月から２０２０年５月までに１０回に渡りスピード違反の取締りで測定結果をねつ造し、虚偽の違反切符を切った証拠隠滅などの罪に問われています。吉本被告は１１月２日付けで免職処分となりました。取り締りの際に同乗していた部下３人も証拠偽造などの疑いで、１０月１４日付けで書類送検されていましたが、１１月２日不起訴となり減給６ヵ月などの処分を受けました。また吉本被告の上司の警部（５０代）は２０１９年９月に部下から吉本被告について報告を受けていたにも関わらず、所属長などに報告していなかったことがわかり、減給６カ月の処分を受けました。その後の聞き取りで吉本被告の上司の警部は「部下が処分されたらかわいそうだ」などと話していたということです。この事件で懲戒処分や、訓戒などを受けたのは、あわせて１０人にのぼりました。道警は吉本被告らによるレーザーを不適切な方法で照射して、速度測る行為について４７人分を確認していますが、吉本被告らとは別に、機械の操作を誤って速度測定が行われた取り締まりが７件あったこともわかりました。道警はこれまでの４７人と新たにわかった７人に対し、違反金の返却などを行うとともに１１月からレーザー式のパトカーを不正ができないように改修し、運用を再開しています。
HTB北海道テレビ
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