ウクライナ侵攻後で初
中国軍とロシア軍の爆撃機計6機が24日、日本列島に沿う形で編隊飛行したことが分かった。日本政府関係者が明らかにした。24日は日米豪印4カ国(クアッド)が首脳会合を日本で開催しており、これに対抗する形で中露が共同行動をとったとみられる。
編隊飛行を行ったのは、中国のH6爆撃機2機と、ロシア軍のTU95爆撃機2機の4機。4機は東シナ海から日本海に抜けた後、中国機が別の2機と交代して太平洋を往復した。航空自衛隊の戦闘機がスクランブル(緊急発進)を行った。
中露の爆撃機が日本周辺で編隊飛行を行うのは昨年11月以来で、ロシアが今年2月にウクライナに侵攻して以降は初めてとなる。昨年10月には中露の海軍艦艇計10隻が日本列島を周回している。
中国の習近平国家主席は2月4日にロシアのプーチン大統領と会談し、「中露は両国の根本的利益を守る努力を断固として支持する」と述べていた。ウクライナ侵攻に国際的な非難が集まる中で、中国がロシアと連携する意図が明確になった形だ。
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