日経平均は続伸
[東京 26日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比115円18銭高の3万0916円31銭と、続伸して取引を終えた。米半導体大手エヌビディア株の急騰が好感され、指数寄与度の大きい半導体関連株が上昇し相場をけん引した。為替の円安基調も投資家心理の支えになった。日経平均は3万1000円台を回復する場面もあった。
日経平均は108円高でスタートし、一時300円高の3万1101円60銭に上値を伸ばした。前日からのエヌビディア株高を織り込む動きが継続。東京エレクトロンとアドバンテストが寄与度の1位、2位となり、2銘柄で指数を128円押し上げた。
プライム市場の値上がり銘柄数は値下がり銘柄数の3分の1以下となり、指数の値上がりとの「ねじれ」が改めて意識された。一方、今週に入って小休止していたインバウンド関連や商社がきょうは物色されており「健全な循環物色だろう」(岩井コスモ証券の林卓郎投資情報センター長)との指摘も聞かれた。循環しながらの指数の上昇になっているとして「強い地合いは終わっていない印象を与える」(林氏)という。
TOPIXは0.01%安の2145.84ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.01%安の1104.21ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆4058億3700万円だった。東証33業種では、値上がりは空運や陸運、精密機器など8業種で、値下がりは鉱業や石油・石炭製品、証券など25業種だった。
村田製作所やTDK、HOYAは年初来高値を更新。一方、株主総会で米ファンドの提案を否決したセブン&アイHLDGは軟調。ニデックはさえなかった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが419銘柄(22%)、値下がりは1371銘柄(74%)、変わらずは45銘柄(2%)だった。
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